美しい姉妹を取り巻くデイリーライフのお話。
東京郊外の街で暮らす姉妹、ミツコとエミ。
姉のエミはこの町の小さな会社のOL。
妹のミツコは、写真学校の学生だが、
就職の道もなく、街のスナックに勤め始める。
二人が暮らすのは、標準的で庶民的な一軒家だが、
家庭環境は少しいびつである。
家主の父はおらず、更に二人はこの住み慣れた家を、
近々出て行かざるを得ない。
父は、彼女らが幼い頃に家族を捨てて不倫に走り、
別な女性と遠い街で暮らしている。
母はこれを苦に自殺をしていた。
ミツコにとって、この思い出は大きなトラウマとなって、
今でも父を許すことができない。
しかし姉のエミは、会社の上司松原と不倫関係に陥っている。
ミツコはそんな姉を許せない。
松原を憎い父に、母の自殺の原因となった父の不倫相手をエミに、
そして松原の娘を自分に、それぞれ重ね合わせ憤慨する。
そこに挙動不審の怪しい男・三浦が現れる。
ミツコに一目惚れをしていた三浦は、
口からでまかせのウソを次々並べた話し振りで、
異常な関心を寄せてくる。恐れるミツコ。
しかし、母親がわりの姉のエミの方が三浦の
ウソを信じて受け入れてしまう。
三浦の姉と名乗る女が、三浦を連れて家にやってくる。
謝罪と称してミツコの前で三浦を鞭で打つという異常な行動。
ミツコの恋人でありカメラマンのソエジマが、
取材先の外国で死ぬ。
そのことをミツコはスナックの客から知らされる。
何も知らない自分。
ミツコはうちひしがれる。
外出しようとするエミの前に、突然松原の妻シズエが現れる。
一見、和やかに話し出す二人であったが、
突然シズエは泣き出し、手首を切って倒れるー
